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2012.06.29 英Gills#2 / けふも元気だ、エゲレス料理がまずい
「前職では年に数回着る程度だったな」
ネクタイを締め、慣れないスーツ姿で仮住まいの家を出る。
ジリンガム初出勤の朝。まずは理事会のもとへ挨拶だ。

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スカリーと不愉快な仲間たち

「やあ、ケンティー。君が来るのを待ちわびていたよ。昨夜はよく眠れたかな?」
初老の男、ポール・スカリー会長の差し出した手を力強く握り返す。
取締もGMもいないジリンガムの場合、理事会といっても名ばかりで、実際はスカリー会長のワンマン経営といっていい。

「君の挑戦を全面的にバックアップするつもりだ。要望があれば何でも云ってくれ。前体制のスタッフがまだチームに残っているが、気に入らなければ切ってもらって構わない。昇格さえしてくれるなら、だが」

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「ありがとうございます。ではまずクラブハウス内にある食堂のスタッフを……そうですね、全員イタリア人かスペイン人に替えてもらえませんか?」
会長室に乾いた笑い声が響く。

「冗談です。フィッシュ&チップスにもこれから慣れていきますよ。在籍選手のことはそれなりに把握しているつもりですが、本気で昇格を目指すなら今の戦力では物足りません。レンタル移籍を活用するために上位ディビジョンの提携クラブを探して下さい」

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「それから人件費予算をもう少し増やしてもらえると助かります。FA選手の中にきっと昇格の力となってくれる存在が眠っているはずです」

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「なかなかやり手のようだな。監督を務めるのは本当にこれが初めてなのか?」
「ええ、しっかり勉強しましたから」

曖昧な笑いを浮かべながら私は会長室を後にした。
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